代表者よりごあいさつ
弊社は昭和49年1月に、クリーニング工場で17年の勤務経験を持つ創業者菅野忠吾が、相模原市中央区陽光台に1軒のクリーニング店を開店したのが始まりです。当初は店舗の周囲が桑畑ばかりでしたので、お店に洋服を持ち込んで来ていただけるお客様というものがさほどいらっしゃらないという状態でありました。そこで、自らがお客様の元へ出向く外交を主として営業いたしておりました。お客様と直接対面し、自分で洗って自分で仕上げたものを納品させていただくという方式のなかで、お客様にいろいろと教えられたというのが原点であります。
私は所謂二代目でありまして、普通の人の家庭とは違い、小さい頃からクリーニング店の付いている環境に育ちました。乳児の頃はプレス作業をする母親に背負われて育ったので、記憶にはありませんがプレスの仕事を眺めて育ち、小学生の頃の土曜日には、自分の学校の上履きを水洗いの作業場の隅でゴシゴシ洗い、自転車を乗り回すようになるとチラシ配りを手伝わされたり、お店の定休日に1人で家にいると時折呼び鈴が鳴り、出てみると知らない人が服を取りに来たので、お店から探してきてお渡しをしたり・・・というような事のある環境で育ちました。余談ですが、お風呂は作業場のボイラーの配管を浴槽に廻していたので、5分でお湯が沸くという便利さはありましたが、蒸気配管が浴槽内にあり、触るとやけどをするという状態ゆえに、若干の緊張感を保ちながらお風呂に入る必要がありました。そういうところからクリーニング店の遺伝子のようなものが育まれて今に至ると考えております。
その後家業を継ぐ事になり、他人の釜の飯を食べてくるという意味で、東京のクリーニング工場2か所で勤務した後、弊社に入社いたしました。それから長い年月が経ちましたが、私自身もいろいろな人のお蔭で、業界の端っこに居させていただいております。
この仕事の面白いところは、さまざまな場面で「標準」がない業界と考えております。例えば、「ワイシャツの洗い方はどのようにしていますか?」と10軒のクリーニング業者に尋ねたら、それぞれの会社さんが何をどの位重視するかによって、会社ごとにやり方が違うと思われます。それだけ、いろいろなアプローチがあり、改善・研鑽に限りのない仕事であると考えております。
こういう状況の中、弊社も常に改善・研鑽を積み「とにかくキレイをお届けしたい」をモットーとして、地域の皆様にキチンとしたクリーニングを永く提供し続けて皆様に貢献していく事を使命として、スタッフ一同と共にそれぞれの業務に励み、成長していこうと考えております。
株式会社ダイヤ.ドライセンター
代表取締役 菅野忠雄
代表取締役 菅野忠雄